8月27日、映画『夢売るふたり』のヒット祈願イベントが神田明神で行われ、松たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江、西川美和監督が浴衣姿で列席した。ご一行は同所で映画のヒット祈願と悪縁を断ち切り良縁成就のご祈祷を受けたのだが、浴衣姿の美女に囲まれた黒一点の阿部は、「みなさんお美しい。少しだけいやらしいこと考えてました。神聖な場所ですみません」と吐露。阿部はこの日、小学校2年生以来だというモテキ?!を体感しデレデレの表情を見せていた。
本作は映画『ゆれる』『ディア・ドクター』の西川美和監督の最新作。阿部と松が小料理屋を焼失し店の再開を臨む一組の夫婦に扮し、開店資金を稼ぐために夫は妻の案に基づいて、結婚詐欺を繰返す姿を描き展開していく夫婦愛の物語。劇中の阿部が多くの女性をメロメロにさせていく過程も見どころの一つとなっている。
この日は、そんな阿部をヨイショする女性陣の発言が続出。共演者からは若旦那のような浴衣姿を褒められたり、得意分野をアピールしない謙虚さを称えられることに。また、西川監督からは「阿部さんは走る姿が美しい。女の子は走るのが速い男の子が好き。撮影中、機敏に身体を動かして女性の間を駆け抜けていく阿部さんの姿を見ていて、人生で初めて人を好きになった気持ちを思い出す感じがした」と言われると、阿部は「モテキはクラスの半数以上の女の子からバレンタインのチョコをもらった小学校2年生のとき。…走るのが速かったからか」と妙に納得した表情を浮かべていた。
キャストが着用した浴衣は、西川監督が劇中の役柄イメージから発注したもの。どのようなキャラクターなのか想像するのもアリだ。そして、詐欺という題材に絡めて、これまでに騙された経験に話が及ぶ。松は「自分はたぶん騙されたことに気がつかないので、騙し甲斐のない女」だと語れば、木村が「猪突猛進な恋をするタイプ。あまりに好き過ぎて、自分から別れを切り出したことがある」という大人な恋愛談を披露して会場を唸らせた。
日本公開=2012年9月8日
配給=アスミック・エース
公式サイト http://yumeuru.asmik-ace.co.jp/
©2012「夢売るふたり」製作委員会
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