本作は、福島を舞台に3月11日以後、故郷を失った家族の再生を描いた物語。久しぶりに家族の役を演じた出演者が一同に介し、終始笑顔の絶えない明るく進行。本作が2年ぶりの主演映画となる松山ケンイチは「映画は自分にとってホーム。時代劇でもリメイクでもない、“今”をテーマにしている映画には絶対に出たいという気持ちがあった。思い入れのある作品で無事初日を迎えられて幸せです」と笑顔。
共演の田中が「撮影をさせていただいた福島に、感謝の気持ちでいっぱいです」、安藤は「何もかもを忘れてしまうくらい、撮影中地元の方と触れ合ったことが楽しかった」と福島県で撮影したあたたかい思い出を語った。松山が演じた次郎の兄を演じた内野も「みなさんの心にどうこの作品が届いたのか気になります。この映画で感じたことを持ち帰ってもらえたら嬉しい」と語りかけていた。
久保田監督は「初監督作品で、この素晴らしいキャストで映画を作れたことがうれしいです」と感無量の様子。そして「企画から完成まで何度も挫折しかけましたが、どうしても撮影は福島県で、という気持ちがありました。何度か福島に通う中で、圧倒的な自然や人々の温かさに触れ撮影地はここで!と決めました。これからこの映画がどう育っていくのか楽しみです」と熱い思いをにじませていた。
日本公開=2014年3月1日
配給=ビターズ・エンド
公式サイト http://www.bitters.co.jp/ieji/
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