『渇き。』役所広司、小松菜奈、中島哲也

中島哲也監督『渇き。』の役所広司と小松菜奈にベタ惚れ!

映画会見/イベントレポート

役所広司、小松菜奈、中島哲也[シネママニエラ]映画配給会社ギャガのラインナップ発表会が3月6日に行われ、「第3回このミステリーがすごい!大賞」を受賞した深町秋生著「果てしなき渇き」を実写映画化した『渇き。』の役所広司、小松菜奈、そして中島哲也監督が出席し同作を語った。

役所広司「監督は小松さんが大好き」とジェラシー?

容姿端麗な優等生の娘・加奈子が失踪し、父親の藤島は行方を捜す過程を描いていく物語。藤島を演じた役所は「『パコと魔法の絵本』以来、声をかけて頂いて本当に嬉しかった。中島監督の作品には酷い人間が沢山出てきますけど、最悪な男をやらせていただいて、役者冥利に尽きる」と充足感を漂わす。

映画『告白』の中島監督は「藤島は本当に凄く酷い人間で、長所がまるで無い。ここ最近の日本映画で、こんなに酷い人間出てきたこと無いんじゃないかというぐらい。娘への愛情が一かけらも無い男が本当に傷つきボロボロになりながら、だんだん娘に対する想いを自分の胸の中に見出していく、その過程が原作を読んでいてハラハラドキドキしました」と吐露。

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そしてオーディションで加奈子役に選ばれた小松に言及。役所が「監督は小松さんが大好き。小松さんが撮影しているとき、ニコニコしながらモニターを見ていた。愛情を沢山、小松さんは頂いていたと思います」と語れば、中島監督も「血だらけの役所さんを撮影しているより、爽やかな小松さんを撮影したほうが楽しいですよ。これが役所さん演じる藤島だけの映画だったら、僕は途中で逃げ出していましたよ」と二人の信頼関係が伺えるやりとりを披露。また、監督は小松に「新人にしては物凄くハードルの高い役だったと思いますが、元気に頑張ってました」と、ねぎらいの言葉も忘れなかった。

映画『渇き。』はTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー

2014年日本映画
日本公開=2014年7月日 → 2014年6月27日
配給=ギャガ
公式サイト http://kawaki.gaga.ne.jp/
©2014「渇き。」製作委員会

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