[シネママニエラ]ホラー映画『女優霊』『リング』で日本中を恐怖に陥れた中田秀夫監督による新作ホラー映画『クロユリ団地』の恐怖の見開きポスターは、特に深夜に見ると“憑りつかれそうな怖さ”が漂うものになっている。
そう思うのには、実は仕掛けがある。一見すると普通のポスターなのだが、人がポスターの前を通過すると、目を閉じていたはずの、本作の鍵をにぎる謎の少年・ミノルがカッと目を見開き、こちらをじっとみつめるという仕掛けだから。
中田監督は、2005年『ザ・リング2』でハリウッド進出を果たし、『Chatroom/チャットルーム』ではカンヌ映画祭ある視点部門に出品するなど、ジャパニーズホラーの特性を世界に広めてきた。その中田監督をもってしても「何度見てもチビりそうになるくらい怖い場面があるというのは初体験」と評する本作。2013年1月23日より開幕する第42回ロッテルダム映画祭・スペクトラム部門へ出品されることも発表されている。
問題の見開きポスターは、本日12月22日から全国公開劇場(一部劇場を除く)で掲示される。
映画『クロユリ団地』公式ストーリー
13年前から謎の死が続く老朽化した集合住宅・クロユリ団地。その事実を知らずに越してきた明日香(前田敦子)は、引っ越した夜から隣の部屋から届く「ガリガリガリ……」という不気味な音に悩まされていた。そしてある日、連日鳴り続ける目覚ましをきっかけに隣室で孤独死した老人を発見。
その日を境に、明日香の周囲で恐ろしい出来事が次々と起こるように。老人の死を防ぐことができなかったという罪悪感と度重なる恐怖で精神的に追い詰められた明日香は、隣室の遺品を整理するために来ていた特殊清掃員の笹原(成宮寛貴)の助けを借り、老人が伝えたがっていることを探ろうとするが……。
映画『クロユリ団地』特報
※2013/1/19追加
英題=The Complex
日本公開=2013年5月18日
配給=松竹
公式サイト
©2013「クロユリ団地」製作委員会
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