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映画『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』不屈の精神と才能の物語

映画『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』
©2012 Everyman’s Journey, LLC.
[シネママニエラ]結成40年を迎えたアメリカを代表するロックバンド、ジャーニーとフィリピン人ボーカリスト、アーネル・ピネダの身に起きた、ロック界のおとぎ話のような実話を追ったドキュメンタリー映画『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』が3月に劇場公開される。なお、3月11日より4年ぶりの来日公演が決定しているだけに本作も注目を集めることだろう。

音楽ドキュメンタリー映画3選

米国の大人気テレビドラマシリーズ「glee/グリー」でカバーされ、2011年には世界最多のダウンロードを記録した名曲「ドント・ストップ・ビリーヴィン」、不朽の名バラード「オープン・アームズ」など、1975年のデビュー以来メガヒットを連発し、全盛期には8枚のプラチナ・ディスクを出すという大記録を打ち立てたジャーニー。

40歳でアメリカン・ドリームを掴んだボーカリスト

2007年12月、新しいリードボーカルを探し求めていたギタリストのニール・ショーンはYouTubeでジャーニーの曲を歌う無名のフィリピン人シンガー、アーネル・ピネダの映像を偶然見つける。ハイトーンの声質、そして驚くべき歌唱力に衝撃を受け、すぐさまニールはアーネルに連絡を取る。

まさかの電話にアーネルは悪質な悪戯だと最初はとりあわなかったが、本当にニール本人だとわかるとすぐさま渡米、オーディションを受け、正式にジャーニーの新ボーカリストとして迎えられた。そのネット時代ならではのサクセスストーリーは全米、世界中で大々的に報道された。

歌うことを教えてくれた最愛の母親の死、一家離散、2年間もの路上生活。しかし彼は人生のすべてを歌に賭け、計り知れない苦労を乗り越えアメリカン・ドリームを掴んだ。これは決して夢をあきらめることをしなかったアーネルの不屈の精神とその類まれなる才能の物語でもある。

原題=Don’t Stop Believin’: Everyman’s Journey
日本公開=2013年3月16日
配給=ファントム・フィルム
公式サイト http://journey-movie.jp/
©2012 Everyman’s Journey, LLC.

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