[シネママニエラ]23歳の若さで、この世を去ってから約20年、その類い稀なる才能で今なお世界中の映画ファンを魅了し続けている俳優、リヴァー・フェニックスの未完の遺作である『ダーク・ブラッド』が、ジョルジュ・シュルイツァー監督の男気で完成し、オランダのプレミア、ベルリン国際映画祭を経て、いよいよ日本公開となる。
ジェームズ・ディーンの再来と称され。1987年、1991年の2度キャンペーン来日を果たし、熱い注目を浴びた美青年。しかし彼の急死で、クランクアップまで約10日を残して中断したのが本作だ。20年の歳月を経て、撮影できなかったシーンを監督によるナレーションで補うことで、お披露目されている。
アメリカ西部の砂漠地帯で愛を渇望する青年ボーイ(リヴァー)と、車が故障して立ち往生したハリーとバフィーのセレブ夫婦との出会いは、予想外の展開を迎えていく。アイドルから大人の俳優へと既存のイメージを打ち破る役柄に臨んだリヴァーの姿を見届けて欲しい。なお、リヴァーのもう一つの遺作で、サム・シェパード監督の劇場初公開作『アメリカンレガシー』同時上映が決定している。
映画『ダーク・ブラッド』は、2014年4月26日[土]よりユーロスペースほか全国順次ロードショー
映画『ダーク・ブラッド』予告編
2012年アメリカ・イギリス・オランダ合作/86分
原題=DARK BLOOD
日本公開=2014年4月26日
配給=マジックアワー
公式サイト http://www.dark-blood.com/
©2013 Sluizer Films BV
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