[シネママニエラ] 映画界の最高峰と位置づけられる米国アカデミー賞の授賞式まで、24時間を切りました。日本ではWOWOWが独占で生中継するので視聴契約されているかたは是非! わたしは某国の某中継地にて同受賞式の進行に合わせて、外国語を翻訳をしながら、せっせと日本語の原稿を書いていることでしょう。©A.M.P.A.S.
ということで、恒例の?!勝手に第85回アカデミー賞予測しちゃいます。記号は予測=
作品賞
『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
『世界にひとつのプレイブック』
『ゼロ・ダーク・サーティ』
『リンカーン』
『レ・ミゼラブル』
『ジャンゴ 繋がれざる者』
『愛、アムール』
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
『アルゴ』
昨年のベスト映画のひとつである『アルゴ』を推したい。対抗馬はノミネート最多12部門ですからね、間違いなく『リンカーン』でしょうが。もし、『リンカーン』が受賞するならば、それは選んだ題材の勝利かな、と思うのです。というのも、リンカーンとえいば歴代大統領で最も愛されているし、巨匠スピルバーグが全体のバランスをうまくコントロールしているので。
個人的には『アルゴ』以外にも、鑑賞して心を動かされた作品である『ゼロ・ダーク・サーティ』 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』『世界にひとつのプレイブック』を応援しているのだが、はてさて。
→第70回ゴールデングローブ賞は『アルゴ』『レ・ミゼラブル』
監督賞
ミヒャエル・ハネケ『愛、アムール』
ベン・ザイトリン『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
スティーブン・スピルバーグ『リンカーン』
アン・リー『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
デヴィット・O・ラッセル『世界にひとつのプレイブック』
なんたってキャスリン・ビグローとベン・アフレックが候補外なので、んー悩む。次世代の監督に華を!という意味では、デヴィット・O・ラッセル。でもって、出自を大切にして、映像化不可能な題材に息吹を与えたアン・リーの功労を称えたい気も。スティーブン・スピルバーグはいまさらだし、それならミヒャエル・ハネケと思うかも。6:4の割合で、アン・リーかデヴィット・O・ラッセルにしましょう。※割合を4:6とご表記していたので訂正しました。
主演男優賞
ブラッドリー・クーパー『世界にひとつのプレイブック』
ダニエル・デイ=ルイス『リンカーン』
ヒュー・ジャックマン『レ・ミゼラブル』
ホアキン・フェニックス『ザ・マスター』
デンゼル・ワシントン『フライト』
前評判では、確実にダニエル・デイ=ルイスしかいない!と思っていたのですが。『リンカーン』を鑑賞したところ、これならば『フライト』のデンゼル・ワシントンの可能性もあり得ると思えたのですよ。でもって、来日会見で約束したように、デンゼルが受賞して檀上で、「ありがとう」と日本語スピーチをして欲しいな。次点はホアキン・フェニックスということに。もしヒュー・ジャックマンが受賞したら……絶句します。
助演男優賞
アラン・アーキン『アルゴ』
ロバート・デ・ニーロ『世界にひとつのプレイブック』
フィリップ・シーモア・ホフマン『ザ・マスター』
トミー・リー・ジョーンズ『リンカーン』
クリストフ・ヴァルツ『ジャンゴ 繋がれざる者』
クリストフ・ヴァルツだろうなぁ。タレンティーノ監督×ヴァルツの組み合わせって最高ですね。ロバート・デ・ニーロやアラン・アーキンもいい味だしていたけどね。
主演女優賞
ジェニファー・ローレンス『世界にひとつのプレイブック』
エマニュエル・リヴァ『愛、アムール』
クヮヴェンジャネ・ウォレス『ハッシュパピー~バスタブ島の少女』
ナオミ・ワッツ『インポッシブル』
ジェニファー・ローレンスは間違いなく同作の要となっていたし、本年度の印象的な女優の筆頭に違いない。が、ここは男社会で信念を貫くヒロインを演じきったジェシカ・チャステインに捧げたい! ただし、ナオミ・ワッツが未知数。
→『ゼロ・ダーク・サーティ』©2012 CTMG. All rights reserved.
→『インポッシブル』
助演女優賞
エイミー・アダムス『ザ・マスター』
サリー・フィールド『リンカーン』
アン・ハサウェイ『レ・ミゼラブル』
ヘレン・ハント ”The Sessions”
ジャッキー・ウィーバー『世界にひとつのプレイブック』
オスカー会員は、間違いなくアン・ハサウェイに多くの票を投じるだろう。が、『レ・ミゼラブル』に感心というより寒心したので、ジャッキー・ウィーバーとエイミー・アダムスだった
らいいなと願うばかり。ごめん、アン! もうひとつおまけに、サリー・フィールドがなぜ候補になったのか……とちょっぴり辛口発言してみたり。
外国語映画賞
『愛、アムール』オーストリア
“Kon-Tiki” ノルウェー
“No” チリ
『ロイヤルアフェア 愛と欲望の王宮』デンマーク
『魔女と呼ばれた少女』 カナダ
『愛、アムール』で決まり。作品賞と監督賞にも名を連ねている本作。ここが本命の舞台なのだから、しっかり獲得していただかないと。
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