[シネママニエラ]中島哲也監督最新作『渇き。』の完成披露試写会が6月9日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、役所広司、小松菜奈、清水尋也、橋本愛、國村隼、オダギリジョー、中谷美紀、中島哲也監督という、キャスト・監督が登壇し同作について語った。なお、公開日を6月27日に繰上げすることを先月発表していた。
「最後まで観ていただければ人間ドラマとして伝わるものがある」
本作はR15指定(15歳未満は鑑賞に適さない)。この日、15歳の誕生日を迎えたボク役の清水は、「やっとこの作品が見られる年齢になりました。友達には年齢的にも内容的にも薦めにくいのですが、ぜひ見てほしいんです。『覚悟を決めて見て!』と伝えます」とコメント。
映画『告白』『パコと魔法の絵本』で知られる中島監督は「役所さん始め、素晴らしい俳優たちが集まってくれて、こんな大きな会場で皆さんに見ていただけることが信じられない。目を伏せたくなるシーンはそうしていただいて、なるべく途中で出ていかないでほしいです(笑)。最後まで観ていただければ人間ドラマとして伝わるものがあるはずです」とコメント。役所も「今の日本映画界ではなかなか企画が通りにくいような内容ですが、だからこそ情熱を注いだ作品です。たくさんの方に広めてほしいと思っています」と語った。
橋本は、映画『告白』以来「4、5年ぶりの監督の現場でしたが、役者を一番大事にしてくれるところが変わっていなくて。また参加できて嬉しい」と語ると、中島監督は「(嬉しくて)泣きそうです」とぽつり。そして、本作でスクリーンデビューを果たす小松は自身の役柄について「天使か悪魔かと聞かれれば、悪魔かもしれない。でも天使な部分もあって…人を惹きつける不思議な魅力のある子」と分析。厳しいことで有名な中島監督については「わたしが緊張しないようにすごく気を使っていただいて。優しいクマさんみたいな方です!」と印象を語るも、初めての舞台挨拶に緊張し「怖かった」とポロリ本音をもらした。
映画『渇き。』は、2014年6月27日[金]よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
映画『渇き。』予告編
©2014「渇き。」製作委員会
R+15
2014年 日本映画/118分
日本公開=2014年6月27日
配給=ギャガ
中島哲也監督『渇き。』の役所広司と小松菜奈にベタ惚れ!
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公式サイト kawaki.gaga.ne.jp