[シネママニエラ]刺激を求める女の子達のリアルな姿をポップ&スタイリッシュに描き、ヴェネツィア国際映画祭はじめ各国で称賛を浴びたハーモニー・コリンズ監督の映画『スプリング・ブレイカーズ』のトークイベントがラフォーレミュージアム原宿にて行われ、人気モデルの紗羅マリー×エリーローズが出席した。この日は女子ばかりということで、禁断のガールズトークも飛び出し、大盛り上がりのトークイベントとなった。
紗羅マリー「こんにちは!これから夏ってこともあってこの作品は丁度いい時期だと思います。私たち二人は、アメリカとイギリスの血が入っているのですが、日本で育っているので、うらやましいなと思うところもありました。コリン監督は以前の作品も見ているので、こうきたか!というのもありました。日本ではR15+で若い子がみるとちょっと刺激的に感じるところもあるかもしれないですが、日本は保守的で海外の方がちょっと悪さをするために、日常生活をがんばるなんてところがあるのかも知れませんね」
エリーローズ「コリン監督の作品はだいぶ前に『KIDS/キッズ』を観ました。『スプリング・ブレイカーズ』は映画の中に入りたいと思うほど興奮しました。私はDJなどもやっているので、音楽がとにかくカッコいい!しっとりとしたところに流れてくるメロディーも良かったです。クラブ、フェス、イベント、プールパーティーなど楽しいこと大好きで私自身もよく行ってます!」
というように、映画の魅力を語ってくれたおふたりだが、さらに鋭い視点が明らかに。紗羅マリーからは「皆キャラクターが際立っていたて、すごく上手だと思いました。聞いたところによると女優さんは、遊んでる感じを出すために少し太ったみたいです」という裏話が語られ、エリーローズが「そうなんだ、知らなかった。このくらいのむっちり感は男性がすきなんじゃないですかね(笑)。女優さんたちの態度や雰囲気がなんともいえなくて好きですね!」と呼応した。
ジェームズ・フランコ扮する「エイリアンのような危険な香りのする男性はどう?」と問われると、エリーローズは「ちょい悪ならまあわかるけど、エイリアンは超悪じゃないですか。ギャングスターでもあるので何かと面倒くさそうですよね」とバッサリ。紗羅マリーも「若い頃は特に、ちょっと悪いものに惹かれるというのはありますよね。勉強ができる子よりはスポーツができる子みたいな。劇中の彼女たちからみるとヒーローとも見えると思うんですけど。私も落ち着きたいから、あそこまで悪い男はダメですね」と言わしめるほどのワルっぷりはぜひスクリーンで確かめて!
映画『スプリング・ブレイカーズ』予告編
©Spring Breakers, LLC
映画『スプリング・ブレイカーズ』について
金のためなら何でもやる?!世界を挑発する無敵のガールズムービー!
4人組女子大生が、日常を変えるためにスプリング・ブレイク(=春休み)にフロリダ旅行に出かけようと盛り上がる。だが”エイリアン”と名乗る謎の男と出会ったことで、大きく運命が変わってしまう。
出演はジェームズ・フランコ、セレーナ・ゴメス、ヴァネッサ・ハジェンズ、アシュレイ・ベンソン、レイチェル・コリンなど。
R15+
原題=Spring Breakers
日本公開=2013年6月15日
配給=トランスフォーマー
【南的見所はココ】
若者が夏休みにハメを外す感覚が良く分かる本作。程度の差こそあれど傍若無人な彼女たちの姿は遠い世界の話ではない気が。
女性版の日常逸脱系サスペンスが『スプリング・ブレイカーズ』ならば、
男性版の日常逸脱系サスペンスは『俺俺』かも
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公式サイト www.springbreakers.jp