[シネママニエラ]スタジオジブリの映画『思い出のマーニー』の完成披露試写会が7月2日、東京国際フォーラムにて行われ、高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、黒木瞳、寺島進、根岸季衣、森山良子、主題歌を担当したプリシラ・アーン、麻呂こと米林宏昌監督が出席し上映後の舞台あいさつを行った。
◇実は2度観必至な『思い出のマーニー』◇
この日の舞台あいさつは、全員が浴衣で出席。まずはプリシラ・アーンの生歌で幕開け。アナウンスを耳にした観客は「えー!」と歓声を上げて驚きと喜びを表す。その後ボイスキャストを務めた一行が登壇。アーティストである森山は真っ先にプリシラに駆け寄り、演奏を称え労った。
上映後ということでトークもネタバレ解禁。例えば「○○」という台詞は監督からの「ダメ出しが多かった」などアフレコ時のエピソードも大胆サービス。なかでも森山は関係者ならではの秘話を語り「真似はしないで」と呼びかけた。また、劇中では夫婦役の寺島と根岸は見事な掛け合いの夫婦漫談を披露し拍手と笑いを得た。
そしてWヒロインという大役を務めた高月と有村は終始初々しく、本作に携わった日々を振り返った。高月は「抑えた感情表現に苦労した」、有村は「やさしくつつむこむ存在でいようとした」とコメント。そして「もし友だちになるなら?」という質問に自身の役を選ぶほど、キャラクターと同化できた様子。緊張感を漂わす高月、感極まって涙する有村に、観客は大きな拍手でこたえる場面も。
そんなふたりのことを松嶋、黒木といったベテラン勢がやさしくフォローしていく。自身も娘を持つ母親として「(自身の)役に共感できたし、年頃の女の子の葛藤も理解できた」という松嶋は「アフレコ時間が短くて、もっとやりたかった」と吐露。黒木は「アフレコのトップバッターで監督も緊張するなかで録りました。声から自分を感じさせないように心がけたものの完成作を観たら自分のままだった」とまさかの反省コメ。
スタジオジブリの二大巨頭(宮崎×高畑)からお墨付きを得た米林監督だが、締めのあいさつでは「すべてを知ったうえでもう一度観てもらうと違った受け止めかたになると思うので、ぜひ二度観てください!」ときっぱり宣言。しかし一拍おいて「なんちゃって」と付け足してしまう茶目っ気を見せるなど、その人柄をにじませた。
2014年 日本映画/103分
日本公開=2014年7月19日
配給=東宝
公式サイト http://www.marnie.jp
©2014 GNDHDDTK
[amazonjs asin=”B00K7OB9SQ” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”あなたのことが大すき。「思い出のマーニー」歌集アルバム”]
[amazonjs asin=”4000259733″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”特装版 思い出のマーニー”]
[amazonjs asin=”B00QWMUGY0″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”思い出のマーニー Blu-ray”]