[シネママニエラ]新垣結衣が主演をつとめ、アーティストのアンジェラ・アキの楽曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフにした、中田永一著のベストセラー小説「くちびるに歌を」を映画化する企画が本日発表された。
◆10代の悩み、その答えは自分に
原作は、ペンネームの乙一としても活躍する中田永一の小説であり、アンジェラ・アキが、全国の中学生に会いに行き直接対話をするというテレビドキュメンタリーのエピソードをもとに書きおろされた。「普通の小説は、作家がひとりで頭のなかで組み立ててゆきますが、『くちびるに歌を』は複数人で立ち上がったプロジェクトでした。この小説自体がまるで合唱のようにできあがっていきました」と中田氏は語る。
長崎県・五島列島の中学校を舞台に、東京から天才ピアニストだったと噂される臨時教員の柏木先生がやってくる。という「現代版・二十四の瞳」とも言える本作の主人公・柏木先生を演じるのは、大活躍中の新垣結衣。「今回初めての先生側ということで、そんな年齢になったんだなぁということを改めて実感しています。がんばります」と意欲的に、クランクイン前にはピアノの猛練習に励み、田舎には似つかわしくないとびきりの美人なのに、愛車はぼろぼろのトラックで、性格は教師とは思えないほどぶっきらぼうなキャラクターを演じ新境地を開拓する!
映画『陽だまりの彼女』『ホットロード』の三木孝浩監督は「10代の痛みや悩みは誰もが避けて通れないものだけど、結局その答えを見つけられるのは自分だけなんだと思います。大人になった自分だからこそ、あの頃の自分へ伝えられるメッセージがある。手紙のかわりに、僕はこの映画をつくります」と断言。
アンジェラも「色んな方々に歌っていただいたことによって、大きな翼が生え私から飛び立っていったような思いがする特別な楽曲です。映画化されると聞き、大変光栄な気持ちでいっぱいです」とコメントを寄せた。本作は2014年7月中旬に長崎県・五島でクランクイン。オール長崎ロケで、8月下旬にクランクアップ予定。2015年2月全国ロードショー。
日本公開=2015年2月28日
配給=アスミック・エース
公式サイト
©2015『くちびるに歌を』製作委員会 ©2011 中田永一/小学館
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