染谷将太×前田敦子『さよなら歌舞伎町』ラブホ群像劇

[シネママニエラ]映画『さよなら歌舞伎町』は新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台にした５組の男女の群像劇であり、同作に染谷将太と前田敦子が恋人役で出演していることが明らかになった。

染谷×前田が恋人役で初共演

本作は新宿歌舞伎町のラブホテルのある１日を舞台に、身も心もむき出しになった男女５組が絡み合う大人のドラマ。映画『ヴァイブレータ』『やわらかい生活』に次ぎ廣木隆一監督と脚本家・荒井晴彦が３度目のタッグ。これまでも衝撃作を生み出してきた最強コンビのオリジナル企画に、南果歩、松重豊、大森南朋、村上淳、忍成修吾、田口トモロヲといた実力派俳優たちが参加し、極上の群像ドラマが期待できる作品。監督は「ラブホテルの個室で男と女が向き合い、心も体も触れ合うように、この映画は人間の体温が感じられる作品になっています」と説く。

前田敦子「真摯に感動を届けることを誓います」

主演の染谷はラブホテル店長の徹役。「撮影は廣木さんの人間力の元、自然と熱気に溢れた現場がとても心地よかったです。誰が無理をしていることもなくいたって自然に廣木さんについていっている現場に感動を覚えました」と振り返ると、有名ミュージシャンを夢見る沙耶役の前田も「個性豊かな作品を撮られてきた廣木監督がこの本を手掛けるとどのような作品になるかが楽しみでした。撮影全体は廣木監督がつくりだす空気感が心地よく、楽しかったです。その雰囲気の中で、夢を目指す普通の女の子を、ありのままの感情をぶつけ自然体でお芝居することができました」と述べた。

そんなふたりに本作での共演を問うと、「前田さんとの共演は現場に流れる温度に合わせて何も考えずに向かうことができました。廣木さんからの指示によって本番だけ前田さんにぶつけた芝居もありました。素直に反応してくださったのでとても演じがいがありました」と染谷。そして前田は「染谷さんは同世代の俳優さんの中では抜群に人を引っ張る力があり、恋人同士のシーンをつくっていく中でリードしていただいた。染谷さんは自然についていこうと思える素敵な人でした」と好相性の様子だ。

監督は染谷と前田の起用について。「染谷さんは存在がずっと気になっていて、一緒にやりたいと思っていた。沙耶役は劇中２曲弾き語りをするシーンがあり、歌が歌える女優がよかった」と理由を述べた。

映画『さよなら歌舞伎町』は2015年1月よりテアトル新宿ほか全国順次公開