[シネママニエラ]スタジオジブリの映画『思い出のマーニー』が、7月19日より全国461スクリーンで公開中だが、昨日までで動員55万人を突破した。そのジブリ旋風と並行して、『「思い出のマーニー」×種田陽平展』が江戸東京博物館で7月27日[日]より開催。映画の世界観をこれ以上ない形で再現する同展の先行内覧会には、展示の監修と本作の美術監督を務めた種田陽平と、Wヒロインの高月彩良と有村架純、そして米林宏昌監督が参加した。
◇“思い出のマーニー”の世界へ誘う
2010年の『「借りぐらしのアリエッティ」×種田陽平展』で小人の世界を巨大セットで再現した展示に続き、今回は美術監督として全カット・全シーンに関わることに初挑戦した経験を生かした。小道具や装飾のディティールに徹底的にこだわって創られた“思い出のマーニーの世界”の全容をWヒロインが初体験! 高月は「(展示を見て)鳥肌が立ちました。湿っ地屋敷のジオラマを見たときに、(映画の中で)杏奈が驚いた顔をしたんですが、私も同じ顔になりました(笑)」、有村も「杏奈の気持ちになってマーニーを探すことが出来るし、肌で体感できる展示になっていて驚きました。作品の中に入り込んだような気がして、すごくワクワクしました」と、まるで映画から飛び出してきたような風景を目の前に、二人は目を輝かせた。
米林監督も「映画の中で湿っ地屋敷をものすごく沢山描いてますけど、このモデルが最初からあればもう少し描きやすかったのにと思いました(笑)それくらい精巧に作られていて、今まで画に描いていたものが現実にあると不思議な感覚になりますね。映画の中では描かれていない角度だったり、お屋敷の裏側を映画とは違う時間帯で見れるのでそういったところも楽しんでほしいですね」と絶賛。種田は「実写用のセットでもここまで細かいとこまで作れません。このまま実写版の『思い出のマーニー』を監督に撮ってもらいたいですね(笑)実写版の『マーニー』が作れるつもりで作りました」とリクエスト! 実写版『思い出のマーニー』が実現するかもしれない。
2014年 日本映画/103分
日本公開=2014年7月19日
配給=東宝
公式サイト http://www.marnie.jp
©2014 GNDHDDTK
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