伊藤英明「罪人の嘘」難役に弱音!降板か引退か?
[シネママニエラ]俳優の伊藤英明が主演を務める重厚なリーガルサスペンスドラマ「罪人の嘘」完成披露試写会イベントが7月28日に行われ、共演者の木村佳乃、滝藤賢一、瀬々敬久監督とともに出席。鑑賞後の観客に対して撮影時の裏話などを赤裸々に語った。
依頼人のために、無実ではなく無罪を勝ち取る弁護士の笠原卓也という難役に臨んだ伊藤は「自分にとっての善悪を考えましたが30秒で止めて、その分膨大な台詞を覚えることに専念した」と自虐的に語った。さらに、現場は映画と同じ1つのカメラで撮るため「同じ芝居を最低4回するんです!」とボヤく場面もあった。
そして題材にちなんで公開裁判を実施。被告人は主演の伊藤で、檀上の3人から現場での訴えが。監督は告訴状を内容証明で持参し「現場で『もうダメ』『辞める』と。『引退する』は10回以上言われて作品が完成できるのか?と戦々恐々とした。あなたの引退という言葉には心が凍る思いです。偽証罪と脅迫罪で訴えます!」ときっぱり。滝藤は「宣伝用のポスター撮影を事前の宣言通り10枚で撮り終えたのはずるい。イケメン罪だ!」と直訴。木村からは「3度目の共演ですが、相変わらず精神年齢が小学4年生。精神年齢の詐称では?」といった申し出が。
これらを受けて、伊藤は「これからもグチや泣き言を言うし、引退すると言っても絶対引退しないですから」と孤軍奮闘で応戦。しかしながら、客席の判定(判決)は有罪多数! この有罪判決を受けて伊藤は「うちの母親が泣くので記者の方は書かないでください、放送はしないでください」と真顔で語り、場を収めた。※こちらの裁判のくだりはあくまで演出です。
映画畑出身の瀬々監督にとって、本作は初の連続ドラマ。3年にわたる取材をもとに構築した「人が人を裁く」ことの意味を問う社会派作品であり、脚本は『ヘルタースケルター』の金子ありさが担当。両名による本作の原作も刊行された。放送回を重ねるごとに面白くなる内容ということで登壇者は自信をにじませて本作をPRし、視聴するためにWOWOWへの加入を促した。
WOWOW連続ドラマW「罪人の嘘」は2014年8月31日より放送開始
毎週日曜夜10:00~ 全5話(第1話は無料放送)
公式サイトwww.wowow.co.jp/dramaw/zainin
伊藤英明「罪人の嘘」役作りに滝藤賢一の影響が!
「連続ドラマW 罪人の嘘 DVD」をAmazonで購入する
「罪人の嘘 (角川文庫)」をAmazonで購入する