[シネママニエラ]映画『小野寺の弟・小野寺の姉』完成披露特別上映会が8月13日に都内のホールで開催され、主演の向井理と片桐はいり、山本美月、及川光博、西田征史監督が登壇し舞台あいさつを行った。
向井を持って帰りたい?!
本作は脚本家・西田征史の待望の初監督作で、一見似ていなさそうだけれど、なんだか似ている姉弟の恋と人生の行方を描いている。
同名の舞台でも小野寺の姉と弟を演じてきた片桐と向井。片桐は「以前、向井さんに恋愛感情を抱いているという役で共演していたから、恋愛感情から姉の気持ちに切り替えていくのが大変でした。やっぱり5年の期間は必要でしたよ(笑)。普段、向井さんはたくさんの女優さんと共演していると思いますが、普段とは違う向井理さんを見せられたらと思いながら演じました。本当に素敵な弟になったんですよ!“1億人の弟”ですよ!!」と大絶賛。
すると、向井も「僕は実際に兄がいるので、小さい頃は姉がほしいなと思っていました。はいりさんは尊敬する先輩の俳優であり、冗談抜きで日本一のコメディエンヌだと思っています。この作品だけでなく、他の作品でもこんなに色々にじみ出てくる女優さんというのは、いるだけで本当に面白いと思います。コメディエンヌとして全てを備えていると思います。舞台では、はいりさんの背中を見て勉強もさせてもらい、今回は映画ではいりさんに恩返しできたのでは、と思っています」と謙虚に語る。
そんな向井の言葉に、片桐は「私は実際に弟がいるのですが、向井さんは本当に理想の弟です。普段も、向井さんは弟として姉をうまく転がしてくれるんです。普段逢わなくても、今向井さんは何しているのかな、とか、ちゃんと寝れたかな、とか考えてしまいます」と姉心を見せていたのだが、しまいには「弟は十分堪能したので今度は兄として向井さんを持って帰りたいです!」と大真面目に語り、会場が沸いた。
どこまでも続く、小野寺姉弟の微笑ましいやりとりに、共演者の及川も「一生やってろ!と嫉妬するくらい本当に姉弟のように仲が良いんです」とフォローした。
映画『小野寺の弟・小野寺の姉』(ショウゲート配給)は2014年10月25日[土]より新宿ピカデリーほかにて全国公開
©2014『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会