映画『エール!』言葉を超えた仏発の人生応援物語
La Famille Bélier © 2014-Jerico-Mars Films-France 2 Cinéma-Quarante 12 Films-VendÔme Production-Nexus Factory-Umedia
フランス映画祭2015(会期:6月26日~29日)オープニング作品に選出され、万人の心をつかみ観客賞を受賞した感動作。2014年12月17日に本国フランスで公開されるやいなや、多くの観客に愛され、4週連続 1位を獲得、12週連続でTOP10入りを果たし、750万人が涙した超話題作でもある。主役のポーラを演じるのは、人気オーディション番組で注目を集めた新人ルアンヌ・エメラ。本年度セザール賞最優秀新人女優賞を受賞した。 ベリエ家の一人娘で高校生のポーラ(ルアンヌ・エメラ)ポーラの歌の才能に気付いた高校の音楽教師が、彼女へパリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。しかし、ポーラ以外の家族全員は耳が聴こえないため、両親と衝突…。 同映画祭で初来日したルアンヌは、鑑賞客に「フランスと日本の手話は違いますか?」と質問。すると、1人の聴覚に障害のある男性が手話で「素晴らしかった!ブラボー!全て理解することができました」と強く応答する一幕もあった。 そのやりとりを見ていたエリック監督は、「もし健聴者が日本語を覚えようと思ったらきっと15年くらいはかかってしまうと思います。でも手話を使ったら、外国に行っても1日、2日でコミュニケーションを取ることができるんです。これは本当すばらしいことだと思います!」と語った。