映画『コンテンダー』はニコラス・ケイジ主演の社会派サスペンス
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映画『コンテンダー』( 原題 The Runner )は環境事故としては史上最大クラスとされる“2010年メキシコ湾原油流出事故”を題材とした社会派サスペンス映画。 主演はニコラス・ケイジ。そして名優ピーター・フォンダが父親役で、元ニューオーリンズ市長を演じている。この2人が、政治家として父と息子として対峙するシーンは見どころのひとつ。映画『コンテンダー』あらすじ
2010年、メキシコ湾原油流出事故が起きる。この事故により苦しむ市民の為、早期解決に努める政治家コリン・プライス(ニコラス・ケイジ)は、次の選挙を視野に入れて活動。しかし、その中で起きてしまったセックス・スキャンダルによりすべて、キャリアも妻(コニー・ニールセン)も失ってしまう。元市長の父親(ピーター・フォンダ)の力をもってしても失墜は免れず、コリンは極限まで追い込まれていく。それでも、彼は再起をかけ上院議員選をめざし動き出す。だが、利益を得ようとするコバンザメのような人々を含めさらなる陰謀が待ち受けていた。メキシコ湾原油流出事故
2010年4月20日、米国ルイジアナ州ベニス沖にある英国企業BP社の原油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」において、大規模な暴噴事故が発生。メキシコ湾沖合80キロメートル、水深1,522メートルでの作業。噴出した油が爆発を起こし、その大事故により、そこにいた126名のうち11名が行方不明となった。その後も流出は止まらず、世界の生態系に重大な影響を及ぼすことが懸念されるまでに至った。環境事故としては史上最大クラス。
これによる純損失は171億5千万ドル(約1兆5千億円)とされ、その損失額は英国企業の歴史上もっとも大きいといわれる。