映画『フランス組曲』アウシュヴィッツで逝去した女性作家が娘に託した奇跡
Photo:Steffan Hill © 2014 SUITE DISTRIBUTION LIMITED
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原作は未完の小説「フランス組曲」
1942 年、作家イレーヌ・ネミロフスキーはアウシュヴィッツでその生涯をとじた。形見として娘が保管していたトランクには、彼女のノート−−−未完の小説「フランス組曲」の原稿−−−が眠っていた。命がけで綴られた原稿が60 年の歳月を経て世に出るや瞬く間に話題となり2004 年にフランスの四大文学賞の一つルノードー賞を受賞(死後授賞は創設以来初めて)。フランスで70 万部、全米で100 万部、世界でおよそ350 万部の驚異的な売上げを記録した。映画『フランス組曲』あらすじ
1940 年、ドイツ占領下フランスの田舎町。戦地に赴いた夫を待つ美しい妻リュシルと厳格な義母の暮らす屋敷へドイツ軍中尉ブ ルーノがやってくる。緊迫した占領下の生活の中で、音楽への愛を共有する2人は、いつしか互いの存在だけが心のよりどころになっていく。それは同時に、狭い世界に生きる従順な女性だったリュシルが、より広い世界へと目を向ける転機にもなっていくのだった。[スタッフ]
監督・脚本=ソウル・ディブ
原作=イレーヌ・ネミロフスキー著「フランス組曲」白水社
[キャスト]
ミシェル・ウィリアムズ、クリスティン・スコット・トーマス、マティアス・スーナールツ
原題=Suite Française(2014)IMDb
日本公開=2016年1月8日
配給=ロングライド
公式サイト http://francekumikyoku.com/
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