映画『隻眼の虎』朝鮮最後の虎と人間との死闘を描くスペクタクル史劇
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日韓の名優チェ・ミンシク×大杉漣が共演し、朝鮮最後の虎と人間との壮絶な死闘を描くスペクタクル史劇
主演を務めるのは第57回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『オールド・ボーイ』やリュック・ベッソン監督のSFアクション大作『LUCY/ルーシー』に出演するなど韓国が世界に誇る名優チェ・ミンシク。韓国のアカデミー賞とも言われる大鐘賞で3度の主演男優賞を受賞するなど数々の栄誉に輝いてきた彼が今回演じるのは、無骨ながらも自然への敬意と家族への優しさをにじませる”伝説の猟師”チョン・マンドク。いつもながらの男臭い魅力と、迫真の演技で”伝説”と呼ぶにふさわしい名演を繰り広げていく。
一方、相対するは日本映画に欠かせない顔として、こちらも華々しい経歴を誇る名優・大杉漣。“300の顔を持つ男”と呼ばれるほどに様々な役柄を演じてきた彼が、時代の変化を象徴するかのような軍の高官役を、こち らも確かな威厳で見事に演じきっている。
さらに、本作のもう一人の主役とも言えるのは体重400kg、体長380cmの巨大な虎。200人ものスタッフが1年以上の日数をかけて生命を吹き込み、とてもCGとは思えない迫力とリアルな質感を併せ持った虎を作り上げた。
映画『隻眼の虎』あらすじ
西暦1925年。朝鮮最後の猟師と謳われながらも、ある事件をきっかけに銃を捨てた”伝説の男”チョン・マンドク(チェ・ミンシク)は、険しい智異[チリ]山の奥深く、息子と2人でひっそりと暮らしていた。一方、軍主導のもと<害獣駆除>に熱を上げる地元の猟師たちは、智異山の山の神とも朝鮮虎の王様とも畏れられる隻眼の大虎を仕留めようと躍起になっていた。しかし神と呼ばれるにふさわしい知性と強靭な肉体を前に次々と命を落とす人間たち。山が雪に閉ざされ、狩りが難しくなる本格的な冬を前に、なんとか山の神を仕留めたい軍と猟師団は、大量の人員と弾薬を投入し、いまだかつてない大規模な捕獲作戦を決行することに。彼らに協力を要請されたマンドクは「山の神を怒らせてはならない」と警告を発し、頑なにその求めを固辞していたが、いつしかその激しい戦いの渦に飲み込まれていくのであった。(英題 The Tiger(2015)IMDb /2015年/韓国映画/カラー/シネスコ/ドルビーSRD/139分/字幕翻訳 福留友子)
世界中のガツンとくる映画を集めた「ワールド・エクストリーム・シネマ2016」にて上映
映画『隻眼の虎』(クロックワークス 配給)は2016年10月1日[土]よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開ほか全国順次公開
公式サイト http://world-extreme-cinema.com/
[スタッフ]
監督・脚本:パク・フンジョン『新しき世界』
撮影:イ・モゲ『泣く男』『悪魔を見た』『グッド・バッド・ウィアード』
音楽:チョ・ヨンウク『江南ブルース』『ビューティー・インサイド』
武術監督:ホ・ミョンヘン『泣く男』『悪魔を見た』『監視者たち』
[キャスト]
チェ・ミンシク『オールド・ボーイ』
チョン・マンシク『傷だらけのふたり』
キム・サンホ『海にかかる霧』
チョン・ソグォン『西部戦線1953』
ソン・ユビン『メモリーズ 追憶の剣』
大杉漣『蜜のあわれ』
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