異色ドキュメンタリー映画『ざ・鬼太鼓座』(英題 The Ondekoza )デジタルリマスター
©1989「ざ・鬼太鼓座」製作委員会
異色ドキュメンタリーにして幻の映画とされてきた名匠・加藤泰監督(1916-1985)の遺作『ざ・鬼太鼓座』。完成当時、試写の舞台挨拶で「生まれて始めて思う通りのことをやれた映画」と監督自身が語ったといわれる本作。ヴェネツィア国際映画祭クラシックス部門の資料によれば、これまで劇場公開はされていないとのこと。35mmネガフィルムを4K解像度でスキャンし、2Kでデジタルリマスター作業を行い、今回の上映となった。
監督生誕100年である本年にデジタルリマスターされ第17回東京フィルメックス(2016年11月19日開幕)にて、ジャパンプレミア上映される。
ヴェネツィア国際映画祭クラシックス部門には、2012年木下恵介監督『カルメン故郷に帰る』、2013年小津安二郎監督『彼岸花』、中村登監督『夜の片鱗』、2014年高橋治監督『彼女だけが知っている』に続いて、映画会社・松竹からは本作が5本目の出品となった。
映画『ざ・鬼太鼓座 デジタルリマスター』あらすじ
佐渡ヶ島で太鼓を鳴らし続ける芸能集団「鬼太鼓座」の若者たちを撮影し、セットとロケを含めて約2年かけて製作された。(日本映画/107分※第73回ヴェネツィア国際映画祭クラシック部門上映より)
第73回ヴェネツィア国際映画祭クラシック部門
映画『ざ・鬼太鼓座 デジタルリマスター』(松竹メディア事業部 配給)は2017年1月21日[土]よりユーロスペースにて公開
公式サイト
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[スタッフ]
監督 加藤泰
[キャスト]
河内敏夫、林英哲、大井良明、藤本吉利、高野巧
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