[シネママニエラ]ガス・ヴァン・サント監督の最新作で、カンヌ国際映画祭のコンペティション正式出品作である『The Sea of Trees』(原題)の日本公開が決まった。公式上映は5月16日(現地時間)。
同作は富士山北西の原生林・青木ヶ原の樹海を舞台に、俳優のマシュー・マコノヒーと渡辺謙が初共演ということで制作決定時にも話題になった。また、クリス・スパーリングによる同脚本は、映画『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』『アルゴ』といった、アカデミー賞作品賞に輝く作品がリスト入りしていたBlacklist(ハリウッド業界内で製作前の脚本の人気投票の結果)に連ねていたことでも注目を集めた。
映画『追憶の森』 ( 原題 The Sea of Trees )あらすじ
アメリカ人のアーサー(マシュー・マコノヒー)は人生に失望し、自分の命を絶つ為、自殺の名所として有名な富士の樹海にやってきた。彼は森林の奥地までたどり着くものの、同じ目的でその場所を訪れていた日本人タクミ(渡辺謙)に出会う。タクミは一時自殺を決意したが、その気持ちを変え妻子の元へ戻ろうとしており助けを求めてきた。怪我を負っているタクミを放っておくことも出来ず、自殺を遮られたことでアーサー自身も死ぬことを決意するまでの出来事を考え直すようになる。アーサーとタクミは、互いの事を打ち明け、同地脱出のサバイバルが始まる。
第68回カンヌ国際映画祭は、2015年5月13日から24日にかけて開催
アメリカ映画/110分
原題=The Sea of Trees (2015)IMDb
日本公開=2016年4月29日[金・祝]ロードショー
提供=パルコ、ハピネット
配給=東宝東和
公式サイト http://tsuiokunomori.jp/
PHOTO:Jake Giles Netter
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2015年05月11日 掲載
2016年01月19日 更新[日本版ポスター|邦題決定]
2016年04月03日 更新[場面写真]
2016年08月14日 更新[Blu-ray]